食道胃外科

食道、胃領域の上部消化管のがん、GIST（消化管間質腫瘍）などの悪性疾患と、一部の良性疾患を担当しています。外科治療だけでなく、手術の前後に行う抗がん剤治療やセカンドオピニオンの相談にも対応しています。
病気の進み具合や患者さんの年齢、持病、生活環境などを総合的に考慮し、一人ひとりに合った適切な外科治療を行うよう努めています。また、手術後にみられる胸焼けや嚥下障害、食後の不調（ダンピング症状など）に対しても、栄養指導やリハビリ、心理的なサポートを行い、日常生活の質（QOL）の維持に取り組んでいます。

消化器キャンサーボードにて、各科の専門医が話し合い治療方針を選択しています。
食道がんは胸腔鏡手術を主体としており、進行度に応じた集学的治療（術前化学療法、放射線治療後の遺残病変に対するサルベージ手術）を行います。胃がんに対しては2023年よりロボット支援手術を開始し、現在積極的に実施しています。また進行度、全身状態に応じて手術術式を選択しています。