診療科概要

放射線治療科は、先進医療の「陽子線治療」、強度変調放射線治療(IMRT)の「トモセラピーHDA」、脳病変を治療する「ガンマナイフICON」と、国内でも有数の放射線治療装置を揃えた診療科です。詳しくは、各センターの紹介ページをご覧ください。

世界初の上下配置式陽子線治療施設。精密な治療を可能にする高度な装置を揃え、複雑な形状のがんにも対応しています。また、がん集学治療センターに直結しているので、様々な治療法を組み合わせることも可能です

陽子線治療センター

ガンマナイフICONでは、放射線を多方向から高い精度で集中的に照射し、頭を切らずに脳病変もしくは機能的脳疾患を治療します。1回の治療で複数の病巣を照射するなど、広い治療適応があります。

ガンマナイフセンター

トモセラピーはCTの技術を応用し、360度あらゆる方向から放射線量を調整しながら照射します。病巣への集中制を高めるために、照射する部位の照準を治療のたびに合わせ、周辺にある正常組織へのダメージを減らします。

トモセラピーセンター

主な対象疾患

テキスト

主な診療

テキスト

検査と処置

テキスト

実績

2019年度
内訳
細胞診検査10,077件
病理検査5,243件
術中迅速検査207件
病理解剖10件
解剖CPC5回

医師紹介

小田 京太
小田 京太
がん集学治療センター 放射線治療部門
トモセラピーセンター センター長
小田 京太
小田 京太
がん集学治療センター 放射線治療部門
トモセラピーセンター センター長

日本医学放射線学会放射線治療専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本がん治療認定機構暫定教育医
日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医

四方 聖二
四方 聖二
がん集学治療センター 放射線治療部門
ガンマナイフセンター センター長
四方 聖二
四方 聖二
がん集学治療センター 放射線治療部門
ガンマナイフセンター センター長

日本脳神経外科学会脳神経外科専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
医学博士(東京女子医科大学)

荒屋 正幸
荒屋 正幸
がん集学治療センター 放射線治療部門
陽子線治療センター センター長
荒屋 正幸
荒屋 正幸
がん集学治療センター 放射線治療部門
陽子線治療センター センター長

日本医学放射線腫瘍学会および日本放射線学会放射線治療専門医
日本がん治療認定機構がん治療認定医
日本医学放射線学会研修指導者

正木 英一
正木 英一
がん集学治療センター 放射線治療部門
陽子線治療センター 顧問
正木 英一
正木 英一
がん集学治療センター 放射線治療部門
陽子線治療センター 顧問

日本放射線腫瘍学会放射線治療専門医
第1種放射線取扱主任者
日本医学放射線学会研修指導者

放射線治療科の特色

全てのCT、MRIを読影診断し、臨床の落とし穴をカバーします

相澤病院では、ほぼ全てのCT、MRI、PETの画像を放射線診断専門医が診断しています(現在、脳神経外科と脳神経内科を除く)。各科の医師が気がつかない専門外の部分の異常を見つけ出すことにも貢献しています。

IVRで体を切らずに治療をします
相澤病院では、ほぼ全てのCT、MRI、PETの画像を放射線診断専門医が診断しています(現在、脳神経外科と脳神経内科を除く)。各科の医師が気がつかない専門外の部分の異常を見つけ出すことにも貢献しています。

肝臓腫瘍を切らずに治療するカテーテル治療(TACE)をおこなっています。外傷などでの内臓出血で手術が難しい場合には、私たちがカテーテル治療で止血して救命します。体の深くに膿がたまってしまった場合は、大きな手術をせずにCTを見ながら針をさして膿を抜く治療が可能です。画像診断の手技をつかった治療(IVR)も私たちの仕事です。

相澤病院ではサイクロトロンを有し院内薬剤合成をおこなっています。このため、悪性リンパ腫などで緊急性がある場合は最短当日でも検査が可能です。自施設で薬剤を合成することで、県内で初となるアミロイドPET(認知症とアミロイドーシスの診断)やメチオニンPET(脳腫瘍の診断)を臨床研究(リンク:http://www.ai-hosp.or.jp/nougazou/index.html)としておこなっています。
小児科医師と連携して鎮静を必要とする小児のFDG-PET/CT検査にも対応しています。

脳神経内科をはじめとする各診療科と協力して、検査と遺伝カウンセリングをおこなっています。診療内容によっては自費診療になる場合もありますので、ご相談ください。

主な施設と設備

完全個室でプライバシーに配慮した外来

病院のなかでも、とても靜かな場所にあります。

実績

<トモセラピー>
強度変調放射線治療法(IMRT)による高エネルギー放射線治療を行った
2017年度 163人 照射回数3187回
2018年度 180人 照射回数3146回
2019年度 190人 照射回数2925回
2020年度 217人 照射回数3425回

放射線治療患者数と待機期間(治療計画用CT撮影日から治療開始日まで)
2017年 患者数169人、うち7日以内167人(98.8%)
2018年 患者数180人、うち7日以内176人(97.8%)
2019年 患者数179人、うち7日以内174人(97.2%)
2020年 患者数217人、うち7日以内214人(98.6%)

<ガンマナイフ>
ガンマナイフ定位放射線治療件数の推移(院内統計データより)
2018年度 新規算定数303件
2019年度 新規算定数261件
2020年度 新規算定数300件

新患数
2017年度:130 (セカンドオピニオン63含む)
2018年度:181 (セカンドオピニオン38含む)
2019年度:165 (セカンドオピニオン28含む)
2020年度:151 (セカンドオピニオン31含む)

治療数(延べ)
2017年度:91
(中枢神経系腫瘍:1, 頭頚部腫瘍:3, 肺・縦隔腫瘍:6, 消化管腫瘍:2, 肝胆膵腫瘍:15,泌尿器科腫瘍:38, 婦人科腫瘍:0, 骨軟部腫瘍:1, 転移性腫瘍:10, 小児腫瘍:15,   その他(複数部位など):0 )

2018年度:115
(中枢神経系腫瘍:2, 頭頚部腫瘍:6, 肺・縦隔腫瘍:3, 消化管腫瘍:1, 肝胆膵腫瘍:8,泌尿器科腫瘍:74, 婦人科腫瘍:0, 骨軟部腫瘍:4, 転移性腫瘍:2, 小児腫瘍:14,    その他(複数部位など):1 )

2019年度:123
(中枢神経系腫瘍:0, 頭頚部腫瘍:3, 肺・縦隔腫瘍:8, 消化管腫瘍:3, 肝胆膵腫瘍:12,泌尿器科腫瘍:76, 婦人科腫瘍:0, 骨軟部腫瘍:5, 転移性腫瘍:2, 小児腫瘍:10,    その他(複数部位など):4 )

2020年度:140
(中枢神経系腫瘍:0, 頭頚部腫瘍:9, 肺・縦隔腫瘍:2, 消化管腫瘍:5, 肝胆膵腫瘍:10,泌尿器科腫瘍:74, 婦人科腫瘍:0, 骨軟部腫瘍:3, 転移性腫瘍:9, 小児腫瘍:15, その他(複数部位など):13 )

診療実績

学術業績

施設認定

  • 日本放射線腫瘍学会先進医療A
  • 日本医学放射線学会放射線科専門医修練機関
  • がん診療連携拠点病院指定書
  • がん診療連携拠点病院指定通知書
  • 日本がん治療認定医機構認定研修施設
  • 小児がん連携病院
  • 日本臨床腫瘍学会認定研修施設

受診のご案内

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採用情報

放射線治療科では、以下の職種を募集しております。詳しくはリンク先よりご確認ください。

医師
看護職
救命救急士