植木 雅子
2023年3月 卒後臨床研修修了

相澤病院を研修先に選んだ理由

相澤病院の総合内科で臨床実習を行った時、研修医の先生方が患者さんの状態についてコメディカルの方と話し合ったり、家族にICをしたりしているのをみて、チームの一員として主体的に診療に関わっていることがとても印象的でした。
初期研修のうちは、ERでの初期対応を学びたいと考えていたため、軽症から重症まで様々な主訴の患者さんが昼夜関係なく来院する相澤病院なら、必然的に診療能力が身につくだろうと思い選択しました。
また、ERだけでなく、研修医の診療について指導医の先生方が熱心に指導してくださり、フィードバックがしっかりあることも相澤病院を選んだ理由の1つです。

相澤病院の研修

相澤病院のスタッフは明るい方が多く、困ったことがあれば相談しやすい環境だと思います。1年次の5月に循環器内科で研修を行った時、HCUに入院した患者さんの担当になったことがありました。右も左もわからない私に、循環器内科だけでなく他科の先生方、看護師をはじめとしたコメディカルの方が丁寧に教えてくださいました。その後も院内で会うと話しかけて下さり、温暖かく働きやすい職場だと感じています。先生方をはじめ、スタッフの方々はフットワークも軽く、相談するとすぐに駆けつけてくれるためとても心強いです。
研修の中心であるERは、はじめのうちはわからないことばかりで思い通りに進まず、悩んだこともありましたが、勤務のたびに新たな学びがあり充実しています。同じ主訴の患者さんに対して、前回よりもスムーズに診療できたときは、成長を感じられ自信に繋がります。また、ローテーションの都合上、同期と一緒の診療科で研修する機会は少ないですが、ERでは一緒に勤務する機会が多いため切磋琢磨しながら働いています。
研修プログラムの良いところは、いろいろな科をローテートするため、幅広く知識を身につけることができる点です。自分の志望科や興味がある診療科を選択することもできるため、自分に合った研修ができると思います。

同期との関係

同期はたすきがけ研修医を含めると12人います。みんな近くに住んでおり、フットワークが軽いため、よく集まって、進路やプライベートの悩みを相談したり、学んだことを教え合ったりしています。また、勉強会などで先輩から教えてもらう機会や2年次生になってからは後輩に教える機会が増えたため、学年を超えて仲が良いと思います。

休日の過ごし方

松本市は自然豊かなので、休日は山や川に行ってリフレッシュすることが多いです。出身大学が近くにあるため、大学時代の同期と会って近況を報告し合うこともあります。

将来の進路

将来は産婦人科に進みたいと考えています。ERには若い女性や妊婦も受診するため、産婦人科救急のファーストタッチを行うこともあります。3年目以降のために専門科の勉強をすることも大切ですが、初期研修の間は、専門科にとらわれず幅広く症例を経験したいと思っています。