大変申し訳ございませんが、諸事情により2026年3月31日をもって相澤病院 陽子線治療センターを休止いたします。

最終治療日

2026年3月31日

新規受付終了日
  1. 前立腺がん:受付終了
    ※既に年度内の治療枠が埋まっているため、受付を終了しています。現時点で初診を終えた方や予約が入っている方は照射完遂まで対応します。
  2. 上記以外のがん:2025年12月25日
    ※紹介が多数の場合、早期に受付を終了する場合があります。

※確定診断および必要な検査(ステージング検査)を実施されていない場合は、期限内でも新規受付をいたしかねます。予めご了承ください。

治療後のフォロー

陽子線治療後の経過観察は、当面、外来診療で継続します。
2026年4月以降は、患者さんと個別に相談の上で対応します。

この度、当院は2026年3月31日をもちまして、相澤病院陽子線治療センターを休止することといたしました。

当院は2014年に、地域の先進医療を担うべく、陽子線治療を開始いたしました。以来、多くの患者様にご利用いただき、その治療に貢献できたことを誇りに思っております。
しかしながら、収支面では、診療報酬体系における陽子線治療報酬の単価は、当センターの運営費用との乖離が大きく、開設以来赤字が続いてきました。また、今後の安定稼働継続のためには、高額な設備更新費用が必要な状況になっております。加えて近年の医療を取り巻く環境は大きく変化し、全国の多くの病院が赤字経営を強いられております。当院も例外ではなく、厳しい経営状況が続いております。人口減少と医療従事者の減少も相まって、地域医療全体が大きな課題に直面していることは明白です。
このような状況下において、当院は地域医療への貢献を第一に考え、将来を見据えた難しい決断を迫られました。限られた資源を有効活用し、より多くの地域住民の皆様にとって必要性の高い医療を提供するためには、選択と集中が不可欠です。

つきましては、苦渋の決断ではございますが、相澤病院 陽子線治療センターを休止し、他の医療部門の強化、そして地域医療のさらなる充実に注力することとしました。具体的には、24時間365日の医療提供体制の堅持、高度・専門的医療の集約化、地域密着型医療機能の充実と連携、疾病の早期発見、そして在宅医療を行う拠点の拡充に注力し、地域住民の皆様の健康をこれまで以上に幅広くサポートして参ります。

陽子線治療は高度な専門性を要する分野であり、その維持には多大な資源が必要となります。
この決断は、決して陽子線治療の価値を軽視するものではなく、地域医療全体を守るための、そして、当院が地域のために倒れるわけにはいかないという強い決意に基づくものです。

当院は今後も、地域の中核病院としての役割を真摯に受け止め、地域住民の皆様の健康維持・増進に全力で取り組んで参ります。ご理解ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

2025年10月1日
社会医療法人財団 慈泉会
理事長 相澤孝夫

お問い合わせ先(現在治療中の患者さんおよび医療機関の皆さま)

陽子線治療センター
Tel.0263-33-8640(平日9:00~16:30)