社会医療法人財団 慈泉会 相澤病院では、職員が職能を磨き、患者さんの視点に立って、安全な医療を行うことをミッションに定めております。この度、米国の医療サービス会社「ベストドクターズ社」が選出する「ベストドクターズ・イン・ジャパン2020-2021」に、当会から4名の医師が選出されました。
清澤 研道
(きよさわ・けんどう)
相澤病院 消化器病センター 名誉センター長、肝臓病センター 顧問
<経歴>
1943年生まれ、長野県出身。1967年信州大学医学部卒業、1971年信州大学第二内科入局。1982年~1984年アメリカ国立衛生研究所(NIH)留学。1995年信州大学医学部第二内科教授。1999年~2003年信州大学病院院長。2007年~2013年長野赤十字病院院長。2013年~2016年城西病院院長。2016年4月より現職。
日本肝臓学会、日本消化器病学会の専門医・指導医。日本内科学会、日本ウイルス学会、日本肝移植学会会員。アメリカ肝臓学会会員。2010年よりBest Doctors in Japan に選出されている。
<コメント>
肝疾患全般、特にB型、C型ウイルス性肝疾患、自己免疫性肝炎・原発性胆汁性胆管炎など自己免疫性肝疾患を専門としています。最近は非アルコール性脂肪性肝疾患(NASH)など脂肪性肝疾患診療にも携わっており、難治性肝疾患の肝移植医療には当初から関わってきました。患者さんの悩みに真摯に対応することを信条とし、『一会一癒(いちえいちゆ)』に心がけています。
正木 英一
(まさき・ひでかず)
相澤病院 がん集学治療センター 陽子線治療センター 顧問
<経歴>
1947年生まれ、香川県出身。1973年慶應義塾大学医学部卒、慶應義塾大学放射線科入局。1982年国立小児病院放射線科医長、2002年国立成育医療センター(現・国立成育医療研究センター)放射線診療部長。2013年定年退官後、総合南東北病院小児がん放射線治療研究所所長、亀田総合病院放射線科顧問を経て、2020年より現職。
日本医学放射線学会放射線治療専門医および研修指導者。日本小児放射線学会名誉会員、日本小児血液・がん学会名誉会員、日本放射線腫瘍学会名誉会員。「Best Doctors in Japan」には2011年より選出されている。
<コメント>
小児がん放射線治療を専門とし、稀少がんである小児がんに関わってきました。その中で、日本小児がん研究グループ(JCCG)の設立に携わり、臨床試験を全国的に行うための小児がん放射線治療ガイドラインの策定を行いました。高精度の線量集中性の良い、粒子線治療である陽子線は、発育途上の子どもに最適の放射線治療であることを厚生労働省に認めて頂くために、日本放射線腫瘍学会、日本小児血液・がん学会の協力を頂き、2016年に陽子線で初めて保険収載を認めて頂きました。ここでは当院の小児科の協力のもと、信州大学小児科、長野こども病院との連携により、治癒を目指して小児がんの陽子線治療を行っております。
近藤 清彦
(こんどう・きよひこ)
相澤病院 脳卒中・脳神経センター顧問、相澤東病院 診療部 部長
<経歴>
1952年生まれ、兵庫県出身。1976年信州大学医学部卒。信州大学第3内科助手、佐久総合病院神経内科医長を経て、1990年に兵庫県の公立八鹿病院脳神経内科部長、2001年より老人保健施設長兼務、2012年より公立八鹿病院副院長。2016年4月より現職。
神経難病患者のケアに取り組み、厚生労働省「特定疾患患者の生活の質(QOL)の向上に関する研究」班 研究分担者(1998-2010)、兵庫県神経難病医療ネットワーク支援協議会会長(2010〜2016年)を務めた。
日本神経学会専門医・指導医、日本神経治療学会功労会員。日本内科学会総合内科専門医。「神経疾患音楽療法研究会」代表世話人。日本神経学会賞、医療功労賞など表彰や著書、多数。
<コメント>
2018-2019に続いて受賞でき光栄です。ALS患者の在宅人工呼吸療法に30年以上取り組んだ中で、「命」を救う医療}と「いのち」を支える医療の両者が必要と考えるようになりました。日野原重明先生の志を引き継ぎ、医療に音楽療法を根付かせたいと思っています。
中村 将人
(なかむら・まさと)
相澤病院 がん集学治療センター 化学療法科 統括医長
<経歴>
1973年生まれ、大阪府出身。1997年信州大学医学部卒。大阪大学医学部消化器外科入局。国立病院機構大阪医療センター外科、市立吹田市民病院外科、大阪大学医学部付属病院消化器外科を経て、2006年に相澤病院外科。2007年より現職。
日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医、日本臨床腫瘍学会指導医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本がん治療認定機構暫定教育医、日本外科学会外科専門医、日本外科学会認定医。米国臨床腫瘍学会(ASCO)会員、欧州臨床腫瘍学会(ESMO)会員。
<コメント>
このたび『Best Doctors in Japan 2020-2021』に選んで頂きました。2016-2017, 2018-2019に続いて3回目の選出となります。Best Doctors の名に恥じぬよう、これからも相澤病院にかかられる患者さんに最適、最良の医療を提供していきたいと思います。
【ベストドクターズ・イン・ジャパン】
前回調査でベストドクターズとなった医師に、その専門または関連分野で活躍している他の医師について、「自身または家族の治療を自分以外の誰に委ねるか」といった観点から推薦・評価を問う形で進められる。その調査の集計の結果、多くの医師から支持を得た医師が、その年度のベストドクターズに選出。この調査は米国で1991年、日本では1999年より実施されており、国内で約7,000名がベストドクターズに選出されている。
【ベストドクターズ社】
「病に苦しむ方々が最良の医療を受けられるように」との思いを持った米国ハーバード大学医学部の2名の医師により1989年に設立。症例に合った医師の紹介や医師による電話相談、ベストドクターズ選出医が在籍する医療機関名と診療科の案内を実施している。
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