緩和ケア科のご紹介
がんと診断されたときからの緩和ケアの導入をめざして。
私たちは、どんな時でも、患者さんやご家族の持っている力を可能なかぎり最大化できるように努め、生活の質 (Quality of Life)を維持向上させられるようなお手伝いをしたいと考えています。
がんと診断されたときからの緩和ケアの導入をめざして。
私たちはどんな時でも、
患者さんやご家族の持っている力を
可能なかぎり最大化できるように努め、
生活の質 (Quality of Life)を
維持向上させられるような
お手伝いをしたいと考えています。
がんと診断されたときからの
緩和ケアの導入をめざして。
私たちはどんな時でも、
患者さんやご家族の持っている力を
可能なかぎり最大化できるように努め、
生活の質 (Quality of Life)を
維持向上させられるような
お手伝いをしたいと考えています。
皆さんは緩和ケアと聞いて、どのようなことを思い浮かべるでしょうか。緩和ケアの理解はまだ十分普及しているとはいえません。それは、日本では終末期のがん患者さんが緩和ケアの対象者のほとんどを占めてきた経緯があるからです。一般に、緩和ケアはがんに限らず、深刻な疾患に直面している患者さんとそのご家族のQOL(quality of life、生活の質)を最大限に向上させる医療と位置づけられています。身体的な不快な症状(痛み、吐き気、嘔吐、呼吸困難、浮腫など)の緩和に努めることはもとより、精神心理的な問題(不安、不眠、抑うつ、せん妄など)に対応し、治療療養の場の選択のお手伝い、社会制度利用のサポート、ご家族のケアなどをおこなうものです。重要なことは病気の治療時期に関わらず、痛みだけでなく、からだの様々な症状や、こころの不調などを感じたときから緩和ケアが始まるということです。10年ほど前から、早期緩和ケア、つまりがんの治療早期から緩和ケアが同時に提供されることの重要性が強調されるようになってきています。
私たちは、治療する医師や現場で患者さんやご家族に寄り添う看護師、リハビリテーションスタッフ、その他の多職種チームのスタッフ(薬剤師、ソーシャルワーカー、臨床心理士、管理栄養士)と協働して、患者さんとそのご家族の痛みと苦しみに寄り添い、緩和ケアを提供します。
緩和ケア科 統括医長
野池 輝匡
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診療科概要
がんの治療と併行して、患者さんやご家族が抱えるさまざまな苦痛を和らげる治療・ケアを提供します。多職種で構成される緩和ケアチームと連携し、一人ひとりの患者さんに合わせた治療・ケアを提供します。
なお、難治性疼痛に対する神経ブロック治療は、信州大学医学部附属病院と連携して行っています。
>信州がんセンター緩和ケア
主な対象疾患
- 主として悪性腫瘍
主な手術
- 創傷処理(縫合術)
- 皮膚、皮下腫瘍摘出術
- 鼻骨骨折整復固定術
- 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術
- 頬骨骨折観血的整復術
- 切開術
- 皮膚悪性腫瘍切除術(悪性黒色腫を除く)
主な検査
- 創傷処置
- 熱傷処置
- 皮膚灌流圧測定(SPP)
- 持続陰圧吸引療法
- 高気圧酸素療法
実績
2019年度
内訳 | |
---|---|
細胞診検査 | 10,077件 |
病理検査 | 5,243件 |
術中迅速検査 | 207件 |
病理解剖 | 10件 |
解剖CPC | 5回 |
医師紹介
日本緩和医療学会緩和医療専門医
がん治療認定医機構がん治療認定医
日本外科学会認定医
日本外科学会認定登録医
日本緩和医療学会緩和医療認定医
緩和ケア科の特色
重い病を支える患者さんや、そのご家族。一人ひとりの「からだ」や「こころ」など、さまざまなつらさを和らげ、より豊かな人生を送ることができるように支えていきます。緩和ケアは終末期というイメージがあるかもしれませんが、診断早期から、また治療のどの段階であっても、本来の治療に専念できるよう、主治医と患者さん、ご家族の治療に関するサポートをします。多くの場合、主治医とともに診療にあたりますが、直接受け持ち医となって緩和支持治療に関わる場合もあります。
主な施設と設備
新生児病室、保育器、エコー
産婦人科病棟に併設された新生児専用の病室です。病室は完全空調管理ですが、必要であれば閉鎖式保育器にて入院となります。
整形外科病室の室内
病室内にトイレが存在している個室が3室あります。その他の一般病室も2床と少人数であり、スペースが十分に確保されています。
鎮静時に使用するモニターと緊急時対応の蘇生カート
分娩出生時、鎮静管理時、採血点滴確保時には、必ず蘇生カートが配備されていて、緊急時には迅速に対応ができる体制となっています。
診療実績
学術業績
施設認定
- 日本緩和医療学会認定研修施設