放射線診断科のご紹介
CT、MRI、PETの画像を診断して診療を支えています
CT、MRI、PETの画像を診断して
診療を支えています
CT、MRI、PETの画像を診断して
診療を支えています
からだの中を見ることができるCTやMRIは、現在の医療においてなくてはならない検査です。私たち放射線診断科医は、プロの眼でこれらを診断することで診療を支えています。
カテーテルを用いた肝腫瘍の治療や出血に対する緊急止血、CTを撮影しながらおこなう組織生検や膿瘍のドレナージといった治療(IVR)も私たちの仕事です。
また、相澤病院にはPETがあり、FDG-PET/CTによる腫瘍診断はもとより、アミロイドPETやメチオニンPETによる臨床研究をおこなっている長野県で初めての施設です。
放射線画像診断センター センター長
PET/SPECTセンター センター長
放射線診断科 統括医長
小口 和浩
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診療科概要
CT、MRI検査の画像を読影して病気の診断をおこなっています。PETの診断は5万件を超える多くの経験数を持ちます。また、血管造影による肝腫瘍の治療や救急症例の止血、CTを利用した膿瘍穿刺や生検など(IVR)をおこなっています。
慈泉会脳画像研究所において、PETを用いた臨床研究をおこなっています。
診療実績(2019)
CT、MRI読影
(レポートシステムでの集計)
- CT件数 31,666件、読影 31,167件
- MRI件数7,761件、読影6,268件
- 合計 39,427件、読影 37,435件
血管造影・IVR
- HCC TACE 9件
- NET肝転移 TAE 2件
- 外傷止血など緊急血管造影 13件
- 血管造影のみ 2件
- CTガイド下ドレナージ、生検 12件
合計38件
PET
- FDG-PET/CT保険診療 1,770件
- FDG-PET/CTドック 789件
- FDG-PET/CT自由診療 36件
- 臨床研究FDG-PET/CT 2件
- 臨床研究PiB-PET 41件
- 臨床研究MET-PET 31件
実績
2019年度
内訳 | |
---|---|
細胞診検査 | 10,077件 |
病理検査 | 5,243件 |
術中迅速検査 | 207件 |
病理解剖 | 10件 |
解剖CPC | 5回 |
医師紹介
日本医学放射線学会放射線診断専門医
日本核医学会PET核医学認定医
日本核医学会核医学専門医
日本核医学会評議員
日本神経放射線学会代議員
日本医学放射線学会放射線診断専門医
肺がんCT検診認定機構肺がんCT検診認定医師
日本核医学会PET核医学認定医
日本核医学会核医学専門医
日本外科学会外科専門医
日本医学放射線学会放射線科専門医
日本医師会認定産業医
放射線診断科の特色
全てのCT、MRIを読影診断し、臨床の落とし穴をカバーします
相澤病院では、ほぼ全てのCT、MRI、PETの画像を放射線診断専門医が診断しています(現在、脳神経外科と脳神経内科を除く)。各科の医師が気がつかない専門外の部分の異常を見つけ出すことにも貢献しています。
IVRで体を切らずに治療をします
肝臓腫瘍を切らずに治療するカテーテル治療(TACE)をおこなっています。外傷などでの内臓出血で手術が難しい場合には、私たちがカテーテル治療で止血して救命します。体の深くに膿がたまってしまった場合は、大きな手術をせずにCTを見ながら針をさして膿を抜く治療が可能です。画像診断の手技をつかった治療(IVR)も私たちの仕事です。
サイクロトロンを活かしたPET検査
相澤病院ではサイクロトロンを有し院内薬剤合成をおこなっています。このため、悪性リンパ腫などで緊急性がある場合は最短当日でも検査が可能です。自施設で薬剤を合成することで、県内で初となるアミロイドPET(認知症とアミロイドーシスの診断)やメチオニンPET(脳腫瘍の診断)を臨床研究としておこなっています。
小児科医師と連携して鎮静を必要とする小児のFDG-PET/CT検査にも対応しています。
主な施設と設備
CT
CTはX線を使って体の断面像を表示します。320列CTでは脳や心臓を一瞬で撮影ができ、連続して撮影することで血液の流れを4次元的に見ることができます。
・CANON Aquilion One GENESIS Edition 320列
・CANON Aquilion PRIME 80列
・Aquilion PrimeSP i Edition 80列
MRI
MRIは磁場と電波を使って体の組織を画像化します。X線被ばくがありません。相澤病院では3.0テスラ1台と、1.5テスラ2台の3台体制でMRIを駆使し、さまざまな検査を行っています。
・GE SIGNA Pioneer 3.0T
・Siemens MAGNETOM Avant FIT 1.5T
PET/CT、SPECT
PETは体の働きや代謝を画像化します。FDG-PET/CTでは他の画像では認識しにくい癌の病巣を全身から見つけ出します。サイクロトロンを用いて薬剤合成を行いアルツハイマー病の原因であるアミロイドを画像化することもできます(臨床研究)。当院では2023年1月に最新鋭の半導体PET/CT装置を導入し(同装置はアジア初)、より高精度な検査が可能となりました。
・GE Omni Legend 32 PET/CT
・GE SPECT NM830
・住重 MINITrace, F-300, MPS-200
血管造影
カテーテル(細い管)を血管の中に誘導し、血管の中から病変を治療します。外傷などの出血を止める緊急治療もおこないます。血管造影装置によって、低い放射線被ばくで良好な画像を得ることができます。
・Philips Allura Clarity FD 20/10
・CANON Alphenix INFX-8000C
実績
学術・研修
施設認定
- 日本医学放射線学会放射線科専門医修練機関
- 日本核医学会専門医教育病院