全国の医学生の皆さん、こんにちは。
研修場所に迷っている皆様も多いと思います。
今回は、当院での研修の特徴の一つでもある、『院外研修』についてお話しします。
当院の研修では、2年次の選択研修の期間に相澤病院以外の病院へも研修に行くことができます。選択できる研修先は日本医科大学付属病院高度救命救急センター(以下、日医)、長野県立こども病院(以下、こども病院)の2病院ですが、私は両方で研修させて頂きました。
日医は、東京都文京区にある大学病院で、3次救急施設である救命救急センターの中でも特に重篤な患者を扱う高度救命救急センターに指定されています。スタッフの医師は救急科のみならず外科、脳神経外科、整形外科、集中治療、外傷、脳卒中などの専門医をお持ちで、救急科内でほとんどの診療を完結することができます。時間との勝負となる救急の現場で、日医でなければ救えなかった、というような重篤な患者を救命する診療を経験することができました。
こども病院は、長野県安曇野市にある専門病院で、長野県の小児周産期医療の最後の砦です。内分泌代謝科、アレルギー科、血液腫瘍科、神経小児科、小児集中治療科、新生児科など、様々な専門科が揃っており、一般市中病院である相澤病院の小児科研修ではみることができないような疾患の診療を経験することができます。私は、血液腫瘍科で研修しましたが、スタッフの上級医はみな指導熱心で、疾患について勉強させていただける他、入院が長期におよぶことで患児、両親に起こる問題やその対応、他職種の関わり方など、実際に経験することで分かることや気付くことが多くあり、有意義な研修だったと思います。
どちらの研修施設も相澤病院では経験できない研鑽を積むことができます。様々な施設をみることは視野を広くすることにもつながり、医師としての成長が期待できると思います。このように、当院の研修では多様な院外研修にも行くことができます。もちろん、相澤病院での研修も大変勉強になります(他の記事も読んでみてください)。少しでも興味を持ってくださった皆さん、是非見学に来てください。お待ちしております。
(記事:2年次研修医I)