医学部6年生のみなさんは来年度からの研修生活にむけて、国家試験の勉強に本腰を入れ始めている時期でしょうか?去年のこの時期は勉強に追われながらも、研修医として臨床の現場に出るのが楽しみだったことを覚えています。今回は研修医として半年経った今、これまでの生活を振り返って思ったことを書きます。

1年次研修医としての生活は日々学びの連続で、毎日新しい知識に触れる機会があります。特に相澤病院は救急外来を受診する患者が多く、研修医はファーストタッチを任せられ救急科の上級医と共に診療を行うため、初めのうちは自分が経験したことない主訴や病態ばかりで毎度毎度不安になっていました。病棟患者を持っている期間は、治療方針を上級医と相談しながら時に自分が主治医の立場になって患者や家族と向き合います。いきなり1年次の私がこれをやるの!?と思うような瞬間もありましたが、半年経った今思うことは、半年前の自分と比べて成長できているのは間違いなくたくさんの症例を経験させてくれる研修プログラムや上級医の先生方のおかげだということです。先生方は研修医に対してとても熱心に指導してくださり、忙しい中でも研修医の疑問に丁寧に答えてくれます。コメディカルの方々もみんな優しく、それぞれの職種の視点から研修医を手助けしてくれます。まだまだできないことは山ほどありますし、先生方やコメディカルの方々に助けていただく毎日ですが、徐々にできることが増えていくのを感じられ、今の研修生活には非常に満足しています!

素晴らしい先輩と同期に出会えて一緒に仕事ができることも、相澤病院を選んで良かったと思う理由の一つです。2年次の先輩方は1年次の私たちからは神様のように映り、来年自分たちが今の先輩方のように診療できるようになるか心配になるくらい優秀です。そして私たちのちょっとした疑問や悩みなどなんでも聞いてくれ、困っているときにはすぐに手を差し伸べてくれます。同期は個性的で面白い人ばかりで毎日笑いが絶えません(笑)。同時にお互いに日々成長していくのを感じられ、良い刺激もたくさんもらえます。1年次ならではの悩みをお互いに共有し、気分転換に飲みに行くことも多々あります。研修をする上で先輩や同期の存在が大きいということが、この記事を読んでいる方に少しでも伝われば嬉しいです!

また、相澤病院はイベントが多い病院でもあります。コロナの流行も落ち着き、研修医の歓迎会や医局忘年会などが企画されるようになりました。直近だと10月に病院祭と研修医同窓会が開催されました。
病院祭では実際に診療に用いている道具に触れたり、ロボットの操作が体験したりできるブース、ステージ発表や屋台などが設けられ、地域の方々がたくさん足を運んでくれました。研修医の私たちは、子ども達を相手に胃カメラや腹腔鏡のシミュレーターでお菓子を掴む体験コーナーを担当しました。4年ぶりの開催ということで1日中ブースは大人気でした。こうして診療以外で地域の方々とふれあえる機会があると、医療者としても患者としても温かい気持ちでコミュニケーションが取れるようになりそうだなと感じました。

研修医同窓会ではこれまで相澤病院で研修を行ってきた多くの先生方が参加され、思い出話に花を咲かせていました。同じ相澤病院の研修医であった先輩方が活躍されている姿を見ると、自分達もそれに続けるように努力しようと改めて思いました。

たくさん書いてしまいましたが、今回伝えたかったことは、相澤病院での研修は明るく楽しく、そしてたくさん学べるということです。少しでも興味を持った方、是非一度見学にいらしてみてくださいね!!

(記事:1年次研修医Y)

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