今回のコラムは、妊娠中の症状とその対処方法 第3弾です。
今回はよくある「お腹の張り」や「出血」です。どういうときに連絡すれば良いか迷いますよね。
病院ではこんなときに連絡して欲しいな、と思っています。参考にしてみてください。

張りや痛み「妊娠中はお腹の張りと出血に注意!」

お腹の張りや痛み(時には腰痛として症状に出る事もあります)は切迫流早産の特徴的な症状です。どの程度で病院に連絡すればよいのか判断に迷うと思いますが、妊娠中のお腹の張りや痛み、少しの出血は注意です!
「お腹が張るとき」「出血が少しでもあるとき」は、すぐに病院に連絡をください。時期によって様子見る場合もありますが、すぐに来院をした方がよい場合もありますので、必ず夜でも病院に連絡してください。早産の兆候がないかをチェックし、必要な場合は張り止めの処方等行います。
腰痛や足の付け根の痛みは子宮が大きくなることで、妊婦さんの体に負担がかかることにより出てくる症状です。早産の兆候かチェックし、徴候がなければ、分娩までは立ち続ける姿勢を避けたり、体勢を工夫するなどで様子をみます。頭痛は産科で薬の処方はしていますが、症状が改善しないようであれば脳外科等で頭痛の精査をお勧めしています。

出血

妊娠中に出血は一度も起こらないのが普通です。少量であっても出血があったらすぐに病院に連絡することが大切です。他に子宮頚管ポリープからの出血、痔からの出血の場合もありますが、診察してみないと分かりませんので、一度病院にご相談ください。

尿もれ・頻尿

子宮が大きくなり、赤ちゃんの重さが妊婦さんの膀胱を刺激することで起こりやすくなります。特に妊娠後期に起こりやすいです。場合によっては尿もれでなく「破水」のこともあるため、妊娠中は放置してはいけません。破水の場合は感染に注意し、入院管理をしなければならないため、夜間であってもその場で病院にご連絡ください。

前回のコラム記事

vol.08 外来でよくきかれる妊娠中の症状とその対処方法【第2弾】

\\ 相澤病院のお産について詳しくはこちら //

相澤病院のお産について詳しくはこちら

お産のご案内