糖尿病看護認定看護師 石津 美紀

1999年相澤病院入社。在宅医療室(現医療サービスセンター看護科在宅指導室)配属となり、主として、糖尿病に関する指導関連の職に就いた。
2005年 糖尿病療養指導士の資格取得。
2014年 看護認定看護師資格取得を目指し進学。
2015年 糖尿病看護認定看護師資格を取得。
2018年 特定行為研修「血糖コントロールに係る薬剤投与関連」「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」修了。
現在は、医療サービスセンター看護科の科長として勤務している。

目指した理由

入社してから20年以上経ちますが、入社当時は、患者さんに糖尿病に関する指導を中心に行う外来の部署に配属されました。初めは糖尿病について本当に何もわからないまま、指導にあたっていました。しかし、一生懸命治療に励む患者さんに対して、自分ももっと、糖尿病の知識を付けるべきじゃないかと考えるようになり、勉強を始めました。時々、治療を拒否する患者さんもいて、「治療がいやならしょうがないね」ですませてしまったこともありました。その患者さんは今頃どうしているのか考えると、後悔でいっぱいです。

さまざまな患者さんと関わり、糖尿病の知識を得ることで、患者さんが徐々に心を開いてお話してくれることに喜びを感じました。だから、もっと勉強したくなり、糖尿病認定看護師を目指しました。

こんな仕事をしています

糖尿病患者さんのインスリン導入や自己血糖測定の指導、フットケアはもちろん、心のケアや合併症の進行を防ぐ為にどうしたら良いかを一緒に考える等、一歩深いところのケアに関わっています。患者さんの中には、一見糖尿病を受け入れているように見えても、表情が硬かったり、SNSの情報のみを信じてしまったりと、糖尿病を受け入れられない方もいらっしゃいます。そんな患者さんの心の壁を、どこから崩していこうかと常に考えています。

今は管理職で、なかなか現場での指導はままなりませんが、患者さんがよくなるためにはどうしたら良いか、常に考えています。他には、院外の講演会や勉強会の企画運営に関わっています。「信州糖尿病看護認定看護師会」の研修会も、毎年実施しています。

メッセージ

糖尿病患者さんたちは皆、自分の体が心配なので、糖尿病のことについてたくさん勉強しています。看護師より、たくさん勉強している方も多いです。糖尿病看護に関わりたい方、糖尿病患者さんの理解をさらに深めるために、もっと勉強して、患者さんや医師とも対等に話ができる看護師を目指しませんか?私が若い頃は、肝不全の人がどうして血糖コントロールが悪いのか全く理解できず、当時は教えてくれる人もいませんでした。糖尿病認定看護師となった今なら、皆さんの糖尿病に関する疑問に答えられると思います。わからなかったら調べますし、一緒に勉強もします。たくさん勉強すると知識も増え、もっと専門性を追求したくなりますし、きっと、看護が楽しいと感じるはずです。

認定看護管理者とは

看護管理者として優れた資質を持ち、多様なヘルスケアニーズを持つ個人や家族、地域住民に対し、質の高い組織的看護サービスを提供することにより、保健医療福祉に貢献する者。

専門看護師とは

複雑で解決困難な看護問題を持つ個人や家族、集団に、水準の高い看護ケアを効率よく提供するため、特定の専門看護分野の知識や技術を持ち、日本看護協会の認定を受けた看護師。実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究の6つの役割を果たす。

認定看護師とは

ある特定の分野において、熟練した看護技術と知識を有するものとして、日本看護協会の認定を受けた看護師。看護ケアの広がりと質の向上を目的とし、実践・指導・相談の3つの役割を果たす。