
皮膚・排泄ケア認定看護師 若林 あずさ
2001年相澤病院入社。外科病棟勤務後、資格取得を目指し進学。
2008年に皮膚・排泄ケア認定看護師資格を取得。現在は医療サービスセンター看護科に勤務。
目指した理由
看護学生の頃に出会ったストーマの患者さんが、いつも「がんはとってもらっても、こんな体じゃもうどこにも出かけられないし、生きていけない」と話されているのが印象的で、病気の治療のために生じた障害(ストーマや傷など)を、患者さん自身が新たな自己として受けいれていく過程をお手伝いしたいと思ったからです。ストーマだけでなく、治療のために出来た傷や障害は、その患者さんが病気と闘った証として前向きにとらえてもらいたいと思い、私自身も知識と技術を身につけ日々研鑽したいと資格取得を決意しました。
こんな仕事をしています
WOCケアとは、Wはウンド(創傷)、Oはオストミー(ストーマ)、Cはコンチネンス(失禁)の略で様々なケアのサポートをしています。まずは、褥瘡やおむつかぶれなど皮膚のトラブルがある患者さんには、創傷治癒過程に沿った局所管理とともに除圧や使うオムツ・クッションなどの選定、スキンケア方法の検討などその人に合わせた創傷管理方法をご提案しています。そして、ストーマ手術を受ける患者さんの手術前から退院後まで、いろいろなお話しを聞きながら快適に生活できるようサポートしています。
その他、いろいろな方からのご依頼に臨機応変に対応しながら、職人並みのストーマケア技術の習得を目指し、日々精進しています。

メッセージ
入社以降、相澤病院で学んだ“どんな患者も受けいれる精神”と、自分で解決できないことは“解決できるひととつなぐ技術”が身についたので、WOCケアの依頼は断りません。多くの患者さんとかかわり、いろいろな患者さんの体験を共有できることが私の財産です。
認定看護管理者とは
看護管理者として優れた資質を持ち、多様なヘルスケアニーズを持つ個人や家族、地域住民に対し、質の高い組織的看護サービスを提供することにより、保健医療福祉に貢献する者。
専門看護師とは
複雑で解決困難な看護問題を持つ個人や家族、集団に、水準の高い看護ケアを効率よく提供するため、特定の専門看護分野の知識や技術を持ち、日本看護協会の認定を受けた看護師。実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究の6つの役割を果たす。
認定看護師とは
ある特定の分野において、熟練した看護技術と知識を有するものとして、日本看護協会の認定を受けた看護師。看護ケアの広がりと質の向上を目的とし、実践・指導・相談の3つの役割を果たす。